スタッフからの「ひとこと」

お知らせ
この「スタッフからのひとこと」の内容は、
 2007年10月当時の内容ですので、今現在とは異なる内容もあります。 
あらかじめ、ご承知置きください。

弊社「グリンデルワルト日本語観光案内所」スタッフからの、
「ひとこと」 メッセージです。

 いよいよ、夏のシーズンも終わりに近づいてきました。
 今月は、これからスイスにいらっしゃる方のために、
 今が旬の料理を2つご紹介します。



 
まずは、ジビエGibier(Wild Menu)です。
 秋は狩猟の季節。狩猟解禁となった地元の山に猟師が入り、狩った動物が食卓に並びます。
 シカ、ウサギ、イノシシなど、いろいろありますが、一番よく見かけるのがシカ(シカと言っても、
 ドイツ語ではHirschen、Reh、Gemseとか、厳密には種類が違いますが。。。)。
 
 一般的な調理法としては、味に少しクセがあるので、赤ワインソースで煮込んで柔らかくして食べ 
 ますが、お皿にはソースのかかった肉の他に、添え物としてシュペッツレ、洋ナシあるいはアプリ 
 コットのコンポート、マロンが乗せられていることが多いです。
 この料理に合う飲物はもちろん、赤ワインです。
 他の調理法では、シンプルに、ペッパーステーキ(Pfeffersteak)というのもあります。

 9月末から10月になると、レストランの入り口に、秋のスペシャル・メニューとして大きく宣伝して 
 いますので、Wildという単語を見つけたら、是非注文してみて下さい。

 もう1つの旬は、マロン(栗)です。マロンを使ったデザートはいろいろありますが、何と言っても 
 おいしいのは、ヴァーミッセル(Vermicelles)というタイプ。
 日本で言う、いわゆるモンブランなのですが、必ずしもケーキではなく、レストランによってアレンジ 
 が違って、マロン・クリームの下はメレンゲのことも多いです。
 そもそも、ヴァーミッセルという言葉は、細長くニョロニョロした感じの食べ物を指し、東南アジア 
 では麺類の1種でもあるようです。イメージ分かりますよね。
 甘いもの好きの女性なら、食べずに帰るのはもったいないですよ。

 他には、いわゆる焼き栗も、町では露店で出しています。
 日本のよりも大きくて、柔らかいです。
 ウィンドー・ショッピングしながら歩き食いが、地元風でしょう。

 食欲の秋です。せっかくの機会なので、スイスらしい食べ物で、ご滞在をお楽しみ下さい。


 グリンデルワルト日本語観光案内所
 大黒 啓子

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