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ハイキングというと、チロリアン・ハットをかぶり、ウインドヤッケを着て、ニッカポッカをはき、
リュックサックを背負って、キャラバン・シューズで歩く、というのが日本での一般的な「ハイキン
グ・スタイル」のようですが、ヨーロッパでは、服装やスタイルには、こだわることはなく、誰でも
自由な服装と、自分の体力に合ったコースと時間を歩くことが出来ます。
ですから、スイスでハイキングしようという方は、余り肩をはらずに、自由な気分で、ゆっくりと
パノラマの景色を眺めつつ、自分に合った体力と、許される時間を考えながら、ハイキングされる事
をお勧めします。 |
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「ハイキング・ルート」には、必ずどこにでも「コースの標識」が立っていますので、この標識を見て自分の向かう
方角(地名)を確認して下さい。
(分かれ道にも、標識が立っています)
黄色の標識には、行き先の地名(名前)と、標準的な所要時間が書かれています。 |
A |
標識で「黄色のボード」のみで書かれてあるコースは、スニーカーや運動靴でも十分に歩けるコースです。
「黄色と赤色」とで書かれてあるコースは、軽登山靴、または登山靴が必要なコースです。 |
B |
標識以外にもコース上の岩、壁、そして電柱にも、同じように黄色や赤色のペンキで「印」がしてある所もあります。
(視界の悪い日には、この印がコースの目印となり、重要です) |
C |
ハイキング・コースには、同じ標高を歩くコース、標高の高い所から低い所へ下るコース、そして逆に登るコースと
あります。もちろん、体力と、体調に合ったコースを選びます。
(地形図があれば、標高差は分かりますし、必需品です) |
D |
どのコースを歩くにしても、山の天気は変わりやすく、突然の「雷雨」もありますので、雨具は絶対に必要です。
ウィンドーブレーカー(ヤッケ)、軽食、飲み物類、そして飴などを、ナップザック(リュックサック)に入れておいて
下さい。 |
E |
また、夏場の日差しは強いので、サングラス、帽子、サンクリーム、タオル、軍手類もあった方が良いでしょう。 |
F |
セーター、上着類は、朝のうちは多少寒いので必要ですが、昼頃には暑くなりますから、すぐに脱いだり、着たり
出来るような、重ね着タイプの服装が良いです。
(夕方にはすぐに寒くなってきます) |
G |
ゴミは必ずもって帰りましょう。草花は摘むと罰金です。
自然を大切にハイキングを楽しんで下さい。 |