今年の夏は、6月や7月が雨の日が多くたくさんの方がアイガーやヴェッターホルンを眺める事が出来ずにお帰りになられたかと思います。
全体的には、冷夏・長雨という言葉が適切な表現をしている気候だったのかもしれません。
スイスには、梅雨と呼ばれる時期がないのですが、雨の日が例年と比べても多かったなぁというのが、実際にいる者としての実感です。
その分、9月にお越しになられる方に取りましては、実はあまり知られていませんが9月の好天率というのは、どちらかと言いますと良い方に
なります。また、7月や8月と異なりまして、静寂な秋の空の下、混み合っているというのではなく、ほどほどに賑わっているという感じでハイ
キングや観光に楽しんでいただく事が出来るかと思います。
列車やゴンドラも待ち時間なく乗車出来ますし、秋の変り移る葉もみじなどの黄葉を中旬から下旬には、ご覧頂く事が出来るかと思います。
過去の9月の天気に関しましては、下記のサイトからもご覧頂く事が可能です。
www.jibswiss.com/kakono-tenkiyoho-01-hyoshi.html
今年2007年06月29日には、スイスには7つ目の世界遺産が出来ました。
正式名称は、『湖とアルプスに臨む段々畑のブドウ栽培地方ラヴォー』と日本語には訳されるそうです。
英語ですとLavaux, Vineyard Terraces overlooking the Lake and the Alps と記載されて、地元のフランス語ですとLavaux, vignoble en
terrasses face au lac et aux Alpes という風に言われるそうです。
このラヴォーと言われる地方ですが、ローザンヌとモントルー間に広がり、ブドウ栽培地方は800ヘクタールを超える。
夏の暑く上等な陽光、レマン湖面の照り返し、熱い部分とそれをしのげる部分とを持つ石の斜面、これらの3点がブドウを熟させ、輝かせる。
土壌と微気候 (micro-climats) が非常に多様性に富んでいる。このことが、栽培家たちに豊富な種類のワインを作るノウハウを授けたのが、
この地方でのワインつくりの起源とされています。
この地方で作られているワインとして有名な銘柄は、リュトリ (Lutry)やエペス(Epesess)、サン=サフォラン
(Saint-Saphorin)、ヴヴェー=
モントルー(Vevey ? Montreux)等が有名です。
この地方を直通の特急列車で通過するだけではなく、普通電車にも乗車されてみて途中下車でもしてみながら、旅行されるのも宜しいの
ではないでしょうか。
この地方での有名な観光地は、モントルーのシオン城だけと思っておられたお客様にとりましては、また新たな世界遺産を巡るスイス旅行を
計画されるいい題材になるかと思います。 http://whc.unesco.org/en/list/1243/
グリンデルワルトにお越しになられるお客様もこれらのワインであれば、地元のスーパーや食料品店で簡単に購入出来ますので、これらの
ワインを飲みながらホテルや貸し別荘のバルコニーからアイガーを眺めてゆっくり過ごすという贅沢な時間の過ごし方をしてみませんか。
その計画をこの冬に実行してみたいという方は、日程が決定次第、弊社までホテルや貸し別荘の予約手配等のご依頼を頂ければと思います。
皆様のお越しをお待ちしております。
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