スタッフからの「ひとこと」

お知らせ
この「スタッフからのひとこと」の
内容は、2005年03月当時の内容ですので、
今現在とは異なる内容もあります。
あらかじめ、ご承知置きください。

弊社「グリンデルワルト日本語観光案内所」スタッフからの、
「ひとこと」 メッセージです。
3月になりました。
日本の本州では、花粉症だとか、暖かくなってきた話題もあるかと思いますが、
グリンデルワルトは、まだまだスキーヤーやスノーボーダー達にて賑わって
います。
春の訪れは、まだまだ先の話で冬のシーズンも終盤に入ってきたかどうか
という時期です。
今の時期であれば、晴れればかなり日差しも強いので、サングラスも必ず
必要になりますし、日焼け止めも必需品になるかたも多いのではないで
しょうか。


この夏に、スイスに旅行に行こうという方々からの問い合わせや予約も多くなってきました。

スイスの人気は日本人にも非常に高く、今年も多くの人たちにて賑わってくるかと思います。
暖かくなってきますと身体を動かしたり、旅行に出かけようという気分になりますね。
スイス人も旅行好きですが、日本人も旅行好きの国民性があるかと思います。


海外旅行は、以前のように一生に一回なんて言っていた時代は既に過ぎ去り、何回も同じ国や
地域を訪れる人も増えてきました。
また、同じ地域の一箇所滞在型の旅行をする方も増えてきたのではないかと思います。
グリンデルワルトやツェルマットなどスイスの山岳リゾート地を代表する地域に、貸し別荘を
借りて、生活しているような感覚で滞在出来るというのが、今のある種のブームになるので
しょうか。

キッチンがついているので、スイスでの食材を用いて料理をしながらハイキングに出かけるという
経験をした方も多いでしょうし、これからも増えると思います。


せっかく海外に来られたのですから、キッチンでは日本の食材ばかりではなくて、異文化を体験
するという意味では、是非試して頂きたいものもあります。
隣国のフランスやイタリアに比べまして食文化の大きくない国かもしれませんが、物をしっかり
選べば私達日本人の口にあう食べ物もあるのです。
これは、貸し別荘の方々だけでなく、ホテルに滞在される方々でも出来る事ですので、機会が
あれば是非試して下さい。

まず、パンなんかは、日本のような柔らかい食パンというのには、こちらでめぐり合うのは難し
いかもしれませんが、パン屋さんに行ってフランスパンやZopf(ツォプフ)、又はButterzopf
(ブッターツォプフ)は、網あみの形をしたパンでこれは日本人の口にも合います。

お肉なんかも日本で見るような霜降りの牛肉を見つけるのは、まず不可能に近いかもしれません
が、豚肉は非常に美味しいと思いますし、機会があればラム肉なんかも日本のものと比べると、
臭みが少ないので、牛肉と比べても美味しく食べさせてくれるレストランもあります。


スイスの名物料理というとチーズ料理とフォンデュ(ミートかチーズ)ぐらいしか思いあたらない
方も、是非上記の料理と共に”輸出されていないスイスワイン”を食されてはいかがでしょうか。
私の個人的な好みで言いますと、白ワインの「○○○」という銘柄です。

食料品店でも販売しています。ラベルには動物の絵が描いてありますので、探してみてください。

最近は、グリンデルワルトにも日本人だけでなく、韓国や中国、台湾などのアジア諸国から観光に
来る方も増えました。多くの人々に素晴らしい自然を見て頂く事は、非常に喜ばしい事なのです
が、マナーの悪い人が増えたり、ゴミが分別されずに捨てられていたりしているのも多く見かけ
られます。これらの事が目につくようになってきたのは、残念なことです。最低限のマナーや
ルールがあるので、必ずそれらを守って日本人として恥ずかしくないようにして下さい。また、
『郷に入れば、郷に従え』というようにこちらのマナーもあります。バーナー等を使って湯を
沸かしたりするのは、キャンプ場などの一部だけで、ハイキングコース上や展望台の付近では、
禁止されていますし、買い物の際に購入する気もないのに商品を広げること(購入するつもりが
あれば、話は別ですが)や
ハイキングから帰ってきたそのままの手や何か食べ物を触った後
すぐに商品に触ったりするのもマナーとしていかがかと思いますし、食事中にタバコを吸う行為
や、食事に音を立てたりすることも日本のルールやマナーと違う事もありますので、自分達が
よければそれで良いというのではなく、他の観光客や従業員の方々、地元の人たちにも日本流を
貫くのではなくて、スイススタイルに一時期だけ変えるのも、旅行に来たときのひとつの異文化
経験として取りいれなければならないのではないでしょうか。


また、これらの観光客をターゲットにしたドロボーたちも狙ってきています。スイスは、治安の
良い国のひとつですが、最近は、このような出稼ぎ(?)に来ているのも多いらしいので、人が
多く集まる場所や、電車の乗り降りには充分に気をつけて下さい。もし、万が一被害にあったら
必ず警察に届け出て、手続きを行なってください。
クレジットカード会社の緊急連絡先やパスポートの控えや海外旅行傷害保険証なんかは、ご自宅
出発前に用意しておき、別のところにしまっておくようにしてください。
クレジットカードに傷害保険が付帯されている方も、連絡先や有効範囲や有効金額等も日本出発
前に確認しておいて下さい。

どうか、準備を怠らずに楽しい滞在にして下さい。
旅行のヒントになることは、ガイドッブックを熟読したり、弊社ホームページの「掲示板」や
「Q&A」のコーナー、実用的な事は「リンクのページ」から検索されれば、準備は整います。
しっかり読めば、少々の問題も解決出来る事が多いかと思います。そうしましたら、楽しく旅行が
出来るのではないかと思います。
皆様と当地にてお会い出来る事を楽しみにしています。

グリンデルワルト日本語観光案内所
上西 洋一

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