このスノーシューの起源は、年代は分っていませんが、ヨーロッパで発祥されたものだと言う事です。
(一説には、4、000〜6、000年前には発明されていたという説が、歴史学者の間であります)
現在のスノーシューの原型になっているのは、16世紀にスウェーデン人が馬を引いて雪道を歩く際に、今のようなスノーシューを履いて歩き始めたのが、
最初と言われています。
エクササイズとして一般に広まり始めたのは、1970年に入ってからと言われ、道具の進歩もそれなりに進んだと言われております。
スノーシューというのはどういうものかといいますと、雪の上を楽に歩くための雪上歩行具。所謂、西洋「かんじき」です。
素材は、プラスチックとジュラルミンなので、持ち運ぶのもとても軽いです。
靴の裏に取り付けて使います。
大きなスリッパのようになっていて、この広い面積がフカフカの雪を受け止めて抵抗になるので、雪の上を沈まずに歩けるわけです。
ウィンター・ハイキングは、整備されている道を歩きますが、スノーシュー・ハイキングは、
道になっていない、誰も整備していない場所を自分達で地形等を見極めながら
自然と触れ合い歩くハイイングになります。
決まっているコースというものがないので、自分の体力に応じた時間や高度差で
歩く事が出来ます。
歩く際には、必ずストックを持参して行きます。
スノーシューは雪の上を歩くので、バランスは不安定です。
体が揺れたりとか、余計な動きをすれば疲れてしまいますので、ストックは
体の動き、体軸を安定させてくれ、楽に長時間歩く事が出来ます。
あとは、寒くないように防寒具や日差しの強さを守る為にサングラスや
ゴーグル、日焼け止めクリーム、簡単な食料や水分を持ったら、リュック
サックに詰めて下さい。
靴は、くるぶしまで覆われた防水性のものを履けばあとは、出発です。
特にコースがあるわけではありませんから、あとは誰も踏んでいない雪の
上を好きなように歩くだけです。
地形を知らないと、途中で沢があったりして危険な場合もありますが、
静かにゆっくり山の風景を眺めながら歩くのは、ゆっくりと体を温める事も
出来て、筋肉の疲労も少ないですので、とても体にも優しいスポーツでも
あります。
夏のハイキングですと下り坂を歩くのは、ひざや足首を痛めがちですが、
このスノーシューであれば、そのような心配もありません。
雪が降ったら、それはスノーシュー・ハイカーにとっては、天国です!!
ふかふかな新雪の上を駆け巡って歩き回る事が出来ます。
スキーやスノーボードで新雪の上を滑るのは、とても技量が必要に
なってきますので難しいですが、スノー・シューハイキングの場合には、
特別な技術は不要です。
グリンデルワルトにお越し頂いて、1日はスキーやスノーボードを休んで、ぜひ一緒に歩きませんか!
歩くエリアのフィルストやブスアルプ方面に行きますと、アイガーを正面に眺めながら歩く事が出来ます。
お越しになられる直前の降雪状況や当日の天候によって決まる事の多いスポーツですが、グリンデルワルトの静けさを楽しみながら歩いてみましょう。
弊社では、1日ガイドサービスもしておりますので、皆様と一緒に歩く事を楽しみに、皆様のお越しをお待ちしております。
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