さて、もう来年の2010年夏に当地を訪れようと計画を始めておられる方々もたくさん居られるかと思います。
みなさんが特に気にされているのは、天候と残雪状況によるハイキングコースの状況かと思います。
今年の天気予報と併せてみて全体的な総括とさせて頂きまして、来年の日程作りや航空券確保の参考にして頂ければと思います。
6月:上旬から気温が低く、残雪も残ったままでした。
中旬になりましても気温の上がり方は、鈍く、標高2,000M付近のハイキングコースでも残雪が多くクローズのままであったり、
晴れたとしても直ぐに降雪があるという、不安定なお天気が月末でも続きました。
高山植物の咲き具合もとっても遅く、このままですと冷夏になるのではと思われました。
7月:上旬でも気温は上がらず、半袖でハイキング出来る日は殆どありませんでした。
ヤッケや雨具が必ず必要で、中旬でも天候の不安定な状況が続き、晴れていても夕方には雷雨は当たり前のようにありました。
夕焼け撮影を楽しみにしてきた方々には、短い時間での撮影を余儀なくされたのではないかと思います。
25日を過ぎるとやっと暑くなり、天候が安定して毎日好天続きになりました。
8月:例年ですと建国記念日を過ぎると少しづつ涼しくなるのですが、今年は逆の現象になりました。
建国記念日以降は殆ど快晴になり、気温がドンドン上がり、高山植物もこの時期ですと8月以降の秋の花が中心に咲くのですが、
6月に咲く花もまだ咲いていまして、夏の最も繁忙期にお越しになられたお客様にとっては、毎日ハイキングを楽しむ事が出来た
かと思います。
中旬や下旬になって、気温は少し下がった日もありましたが、日差しは夏のようにとてもきつく、好天の日が続きました。
9月:上旬の間は、8月の天候がそのまま引き継がれ、晴天の日が多かったです。
空気が澄んでいるので、山の写真を撮影にお越しになられた方には、最高の条件が整っていました。
中旬に5日間ほど、雨が降りましたが、それ以降も青空続きになり、あまり寒くなる事もなくシルバーウィーク期間中でも、秋の
静かなアルプスで少しづつ色付き始めた黄葉を楽しめたと思います。
10月:全体的に好天に恵まれました。
天気が悪いと2,000m付近で降雪になり、楽しみにしていたハイキングが残念ながら出来なかった人達もおられましたが、
晴れれば例年以上に暖かく、下旬でも最高気温が15℃を越える日もあるくらいでした。
とまぁ、こんな感じでした。
6月や7月が、一般的に良くないというのも過去の天気予報を見るとそういう年もありますね。
これから来る冬のシーズンは、どうでしょうか?
積雪が2009年ほどですと、2010年の夏シーズンも幕開けは遅くと言う事になるのでしょうか?
日本と異なりまして、スイスでは長期予報を当てに出来ませんので、あとは過去の履歴に基づいてお客様自身にて考えて頂く事に
なります。
冬のスキーパッケージの販売も開始しました!!
スキーパッケージと謳っていますが、ウィンターハイキングやスノーシューハイキング、観光だけでお越しになられる方々でも時間的に
有効に活用して頂く事が出来ます。
冬のグリンデルワルトの美しさは、夏の何倍もきれいです。
白いアイガーを眺められるのは、暖かいグリューワインを飲みながら、世界一素晴らしい事だと思っております。
長期で滞在されたい方には、パッケージの延泊パターンをお勧めします。
早く航空券の確保をして頂きまして、お申込みして頂ければと思います。
是非、グリンデルワルトにて皆様とお会い出来る事を楽しみにしております。
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